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【動画】M-1グランプリ2022の見逃し配信無料視聴方法!再放送は?ウエストランド優勝

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【動画】M-1グランプリ2022の見逃し配信無料視聴方法!再放送は?

テレビ朝日で毎年放送されている漫才日本一を決める「M-1グランプリ2022」ウエストランド優勝の見逃し配信を無料視聴する方法を紹介したいと思います。動画配信といえばTVer(ティーバー)やGYAO!(ギャオ)などが思い浮かびますが、無料動画配信はそれらのサービスが全てではありません。

今回ご紹介する「M-1グランプリ2022」の動画は現在配信されていませんが、これまでの「M-1グランプリ」は動画配信サービス「U-NEXT」で配信されています。

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それでは「M-1グランプリ」について紹介していきたいと思います。

「M-1グランプリ2022」優勝者は?

史上最多7261組!漫才日本一&賞金1000万円は誰の手に?
史上最多7261組を勝ち抜いた最強の10組が激突!出番順は今年も予測不能!“漫才師日本一”の称号と賞金1000万円を手にする第18代王者が今夜生放送で決定!

【敗者復活戦】
決勝当日の午後2時55分から、準決勝で敗退した18組が最後の1枠を懸け「敗者復活戦」に挑む!ネタを観た視聴者が投票し、最多票の1組だけが決勝の舞台へ。国民全員が審査員…アナタの一票が歴史を変える⁉

【大会ルール】
ファーストラウンドは審査員が100点満点で採点し、合計得点上位3組が「最終決戦」に進出!最終決戦で再びネタを披露し、審査員は最も面白かった組に一票を投じる。最多票を取った組が、栄えある“第18代王者”に!

【出番順】
出番順(ファーストラウンド)は、今年も「笑神籤(えみくじ)」で決定。1組終わったところで、その都度次の組が抽選で決まるシステム。敗者復活組の発表&順番も笑神籤次第!展開は予測不能…神のみぞ知る!

「M-1グランプリ2022」の出演者

◇MC
今田耕司・上戸彩

【出場者】
真空ジェシカ、ダイヤモンド、ヨネダ2000、男性ブランコ、さや香、ウエストランド、キュウ、カベポスター、ロングコートダディ、敗者復活枠(エントリー順)

【審査員】
立川志らく、富澤たけし(サンドウィッチマン)、中川家・礼二、博多大吉(博多華丸・大吉)、塙宣之(ナイツ)、松本人志(ダウンタウン)、山田邦子
※五十音順

「M-1グランプリ2022」ウエストランド優勝

12月18日、漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2022」(ABCテレビ・テレビ朝日系)でウエストランドが優勝。第18代王者の称号と賞金1000万円を手にした。

7261組がエントリーした今年の決勝にはウエストランド、カベポスター、キュウ、さや香、真空ジェシカ、ダイヤモンド、男性ブランコ、ヨネダ2000、ロングコートダディ、敗者復活戦を勝ち抜いたオズワルドの10組が参加。最終決戦には、さや香、ロングコートダディ、ウエストランドが進出し、松本人志、中川家・礼二、立川志らく、サンドウィッチマン富澤、ナイツ塙、博多大吉、山田邦子が審査した。

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「M-1グランプリ」の詳細

ここから、記事を全て読んでいただくのも嬉しい限りですが、記事が何分長いので、気になるところにジャンプ出来るように、それぞれのネタバレを項目ごとに用意しました!

気になる箇所へ飛んでみてくださいませ!

・番組情報についてはこちらから

・番組出演者はこちらから

・番組内容ついてはこちらから

「M-1グランプリ」の概要

「M-1グランプリ」は、吉本興業が主催する若手漫才師による漫才の大会である。通称「M-1」。

2001年から始まり2010年に終了したが、2015年から復活し毎年12月に開催されている。

ABCテレビ(ABC)が制作し、テレビ朝日系列で放送を行っている。

第10回までは、オートバックスセブンが特別協賛(冠スポンサー)であり、正式名称は「オートバックス 〜M-1グランプリ〜」であった。

決勝戦開催日がクリスマスに重なった第1回大会と第5回大会の正式名称は「オートバックス・クリスマス・M-1グランプリ」であった。

なお、2人組以外でもM-1グランプリに出場可能であるが、コンビである割合が多いため、本項では便宜上「コンビ」と記述している。

2001年に島田紳助が「漫才への恩返し」と「漫才師を辞めるきっかけを与える」ことを目標に企画し吉本興業の主催で創設された、結成から10年以内のコンビを対象とした漫才のコンクールである。

第10回(2010年)で終了したが、2015年に復活し、出場資格が結成から15年以内に延長された。

「M-1」という名称は、漫才(MANZAI)の頭文字を取ったもので「F1」「K-1」などに倣ったもの。

総合格闘技を参考にしたきらびやかなセットと、派手な煽りや演出を特色とする。

第5回(2005年)から決勝戦会場が変わったことで、出場者がせり上がりで登場するようになった。

「優勝賞金1000万円」

「決勝戦は全国ネットのゴールデン枠で生放送」

「全国から参加者を募る」

「他事務所の芸人の参加も認める」

など、当時としては前例の無い大規模な漫才のコンクールであり、本大会をきっかけにブレイクしたコンビも多い。

本大会の成功を機に、全国規模のお笑いコンテストが多数創設されるようになり、「お笑い賞レース」という言葉も誕生した。

いわゆるしゃべくり漫才に限らず、コント・トーク・歌等の芸が許されている。

また、ギター等多少の小道具であれば持ち込みは許されるが、第2回大会で審査員の松本人志がテツandトモのネタに対して「これを漫才ととっていいのかは難しい」と語っており、小道具の使用や漫才以外の芸は評価されにくい傾向がある。

ピンマイクは使用不可で、使えるのはセンターマイク1本のみ。

但し、スタッフが舞台下から指向性マイクを向けているので、センターマイクから多少離れていても問題はない。

「M-1グランプリ」は第10回(2010年)で一旦終了

主催の吉本興業と朝日放送(現:朝日放送テレビ)は2010年12月12日の準決勝終了後、M-1グランプリの開催を第10回となる2010年で終了し、後継のプロジェクトを発足することを発表した。

大会終了の理由として、吉本興業は「大会を通じて、漫才が隅々まで広まった。10年の節目をもって発展的解消することが、次につながる」と説明している。

M-1グランプリをきっかけに、特に関西では多くの芸人が漫才を始めるきっかけとなった。

しかし、M-1グランプリの終了をきっかけに目標を失い辞めてしまう若手芸人が続出してしまったため、2011年より後継プロジェクトとして、フジテレビ系列で「日清食品 THE MANZAI」が開催されることが2011年4月26日決定し、同じく島田紳助が大会実行委員長を務めることとなった。

司会はナインティナイン。

しかし紳助はこの年の8月に自らの不祥事の責任を取って芸能界を引退してしまい、一時期は大会開催も危ぶまれたが、大会を続行する形になった。

コンテスト型式で4回開催されたが、「M-1」復活に伴い(後述)「日清食品 THE MANZAI」は2014年を最後に終了。

2015年からは『Cygames THE MANZAI マスターズ』として、演芸番組に衣替えした。

第11回(2015年)から復活

2014年7月30日に、朝日放送(当時)の脇阪聰史社長(当時。現・朝日放送グループホールディングス取締役会長)が2015年にM-1を5年ぶりに復活させることを発表した 。

当初は「『日清食品 THE MANZAI』との開催時期の重複を回避する」として夏季の開催が伝えられていたが、日清食品THE MANZAIの大会終了が決まり、結局は復活前と同じく冬季の開催へ落ち着いた。

また、決勝戦の審査員の顔触れも一新。

第1回から第10回までの歴代王者10組のうち、スケジュールの都合で辞退した第4回王者のアンタッチャブルを除く9組から、1組につき1名(合計9名)が出演した。

なお、2010年まで冠スポンサーであったオートバックスはスポンサーにつかず、複数社による「プレミアムスポンサー」の協賛体制へ移行。

2015年には、Cygames、日清食品、ファミリーマート、ユニクロの4社が「プレミアムスポンサー」に付いた。

2015年には、同年8月から予選1回戦をスタート。

11月19日に準決勝が開かれた。

12月6日には、朝日放送創立65周年記念番組として、14:35 - 16:30に敗者復活戦、18:30 - 21:00に決勝戦の生中継を全国ネットで実施した。

また、朝日放送では、テレビでの全国放送に加え、ラジオでの関西ローカル放送でも同日の18:00 - 21:00に『ラジオでウラ実況!?M-1グランプリ2015』を生放送。

決勝戦のサイマル中継をはさみながら、メッセンジャーあいはら・桂三度・畑中フー(第3回以降のテレビ中継でVTRナレーターを担当)・喜多ゆかり(朝日放送アナウンサー)が関西ローカル向けに当グランプリや出場者にまつわるエピソードを披露した。

その一方で、2011年からM-1グランプリに代わりコンテスト形式で開かれてきた「日清食品 THE MANZAI」は2014年で終了。

2015年からは1980年代の「THE MANZAI」と同じ形でのネタ見せ(いわゆるコンテスト「賞レース」の要素を省いた構成)による「年に1度の漫才の祭典」として、「Cygames THE MANZAI プレミアマスターズ(2018年からはマスターズ)」というタイトルで放送されている。

第12回(2016年)

Cygames・日清食品・ファミリーマートの3社が「プレミアムスポンサー」として続投したほか、新たにサントリーが「プレミアムスポンサー」に参加。

8月1日から、東京・大阪を皮切りに、全国8都市で予選会を開催した。

1回戦、2回戦、3回戦、準々決勝、準決勝を経た後に、12月4日に敗者復活戦と決勝戦を実施した。

なお、準決勝敗退者には、敗者復活戦への出場権が与えられた。

決勝戦では、審査員を歴代大会最少の5人に限定。

前回から中川家礼二が続投する一方で、博多大吉を新たに迎えた。

さらに、復活前の審査員だった上沼恵美子・オール巨人・松本人志が復帰した。

朝日放送テレビでは、前年度に続き朝日放送創立65周年記念番組として、12月4日の14:35 - 16:30に敗者復活戦、18:30 - 21:00に決勝大会の生中継を全国ネットで放送した。

朝日放送ラジオでも、決勝戦のサイマル中継を組み込んだ『ラジオでウラ実況!?M-1グランプリ2016』を18:00 - 21:00に生放送。

前年と同様の構成で、メッセンジャーあいはら・ユウキロック・シャンプーハットこいで・八塚彩美(朝日放送テレビアナウンサー)が出演した。

第13回(2017年)

6月22日に開催が発表されるとともに、予選会へのエントリー受付を開始。

8月1日からは、東京・大阪を皮切りに、全国8都市で予選会が開かれた。

予選は8月1日から、1回戦、2回戦、3回戦、準々決勝、準決勝の5回。

準決勝については、決勝進出枠を従来の8組から9組に増やす一方で、敗退者には従来どおり敗者復活枠による決勝進出の可能性を残している。

決勝戦については、準決勝からの進出組のネタ順を一気に抽選することによって、「『最初にネタを披露する組(トップバッター)は不利で、最後に発表される敗者復活組は有利』という傾向がある」とされてきた従来の構成を一新。

生放送の冒頭に敗者復活1組を発表したうえで、準決勝からの進出組と同じ条件で、ネタの披露前ごとにネタ順を抽選する方法へ変更した。

この方法では、「笑神籤(えみくじ)」を引いた組がそのままネタを披露できる一方で、ネタ順が最後まで決まらないことによって前述した傾向を排除できることが見込まれていた。

そのため、歴代最多に並ぶ10組を対象にネタ順を合計で10回抽選することなどを背景に、テレビ中継の放送時間を過去最長の193分間(18:57 - 22:10)に設定した。

プレミアムスポンサーのCygames、日清食品、ファミリーマート、サントリーは特別協賛を継続。

決勝戦の審査員については、前年の5名に加えて、復活前に出演していた春風亭小朝と渡辺正行が復帰した。

朝日放送テレビ(当時の社名は朝日放送)では、決勝前週の11月26日に、12:55 - 13:55の放送枠(本来は同局制作の『新婚さんいらっしゃい!』『パネルクイズ アタック25』を編成)で、テレビ朝日系列全国ネット向け事前特別番組『M-1グランプリ2017村に芸能人がやってきた!〜M-1王者の漫才旅〜』を放送した。

この特別番組では、5代目王者のブラックマヨネーズと、6代目王者のチュートリアルが司会を担当。

第2期の歴代王者から、トレンディエンジェルと銀シャリ)が日本国内のとある村で、村民のオーダーメイドによる漫才を披露した模様を放送した。

決勝当日の12月3日に14:35 - 16:30で敗者復活戦、18:57 - 22:10で決勝の生中継を全国ネット向けに放送している。

朝日放送ラジオ(当時の社名は朝日放送)では、朝日放送(当時)アナウンサー・塚本麻里衣の進行で、決勝のサイマル生中継を組み込んだ特別番組『ラジオでウラ実況!?M-1グランプリ2017』を19:00 - 22:30に放送した。

第14回(2018年)

プレミアムスポンサーのCygames、日清食品、ファミリーマート、サントリーは特別協賛を継続。

決勝戦の審査員については、前回から巨人・上沼・礼二・松本が続投する一方で、富澤が3年振りに復帰。

さらに、立川志らくと塙宣之 (ナイツ) が、初めて審査に加わった。

朝日放送テレビでは、決勝前週の11月25日に、12:55 - 13:55の放送枠(本来は同局制作の『新婚さんいらっしゃい!』『パネルクイズ アタック25』を編成)でテレビ朝日系列全国ネットでの事前特別番組『44人の生徒に届け!M-1王者の母校にひとつだけの漫才』を放送した。

決勝当日の12月2日には、14:30 - 16:25に敗者復活戦、18:34 - 22:00に決勝の生中継を全国ネット向けに実施している。

朝日放送ラジオでは、決勝戦の生中継をサイマル形式で組み込んだ『ラジオでウラ実況!?M-1グランプリ2018』を、前年より30分長く18:30 - 22:30に生放送。

第1子の出産に伴う2016年10月以降の産前産後休暇からこの年に復帰した喜多が、3年振りに進行役を務めた。

第15回(2019年)

6月13日に開催が発表されるとともに、エントリーの受付を開始したところ、過去最多の5040組がエントリー。

8月1日からは、東京・大阪を皮切りに、全国8都市で予選会が開かれた。

予選は8月1日から、1回戦、2回戦、3回戦、準々決勝、準決勝の5回開催。

12月4日に開催された準決勝では、大会史上初めてライブビューイングを実施する一方で、敗退者が従来どおり敗者復活戦に回った。

プレミアムスポンサーのCygames、日清食品、ファミリーマート、サントリーは特別協賛を継続。

決勝戦の審査員については、前回(第14回)大会の終了直後に一時勇退の意向を示していた上沼をはじめ、前回の審査員が全員続投した。

審査員の顔触れが2大会続けて同じなのは、大会史上初めてである。

決勝戦と敗者復活戦については、例年より遅く、12月22日に開催。

敗者復活戦では、第11回から前回まで「1組あたり3分以内」と定められていたネタ披露時間を、決勝と同じ条件(4分以内)に変更した。

決勝ではネタ順の抽選に「笑神籤」を引き続き採用したが、前回大会まで決勝の冒頭(「笑神籤」を引く前)に発表していた敗者復活戦からの決勝進出者については、敗者復活枠のネタ順確定と同時に発表する方式に改められた。

朝日放送テレビでは、決勝前週の12月15日に、12:55 - 13:55の放送枠(本来は同局制作の『新婚さんいらっしゃい!』『パネルクイズ アタック25』を編成)でテレビ朝日系列全国ネットでの事前特別番組『2019ニュースな場所!M-1王者の突撃漫才 ~ラグビー日本代表&ZOZO 裏側をネタにします~』を放送。

決勝当日には、13:55 - 16:25に敗者復活戦、18:34 - 22:10に決勝の生中継を全国ネット向けに実施した。

決勝の生中継では、Yahoo!JAPANとのコラボレーションによる「M-1検索ワードランキング」(第15回M-1グランプリに関するYahoo!でのキーワード検索件数の上位5語を集計したうえで発表する企画)を随時挿入している。

朝日放送ラジオでは、決勝戦の生中継をサイマル形式で組み込んだ『ラジオでウラ実況!?M-1グランプリ2019』を、18:30 - 22:30に生放送。

前年に進行役で復帰したばかりの喜多が、2019年11月から第2子の出産に伴う産前産後休暇に入っているため、八塚が3年振りに進行を担当した。

また、出場資格の最終年(ラストイヤー=コンビ結成15年目)であった前年の第14回大会で決勝進出を果たしたギャロップから、林健をゲストに迎えた。

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「M-1グランプリ」の出演者

「今田耕司」について

「今田耕司」は、日本のお笑いタレント、司会者、Youtuber。愛称は今ちゃん。大阪府大阪市出身。吉本興業所属。

家系
NHKで2013年10月4日に放送された『ファミリーヒストリー』により、両親の知られざるルーツが明らかにされた。

実家は大阪市天王寺区生玉の道善寺という本門法華宗の寺で、父は会社員と住職を兼業していた。住職である父親は誕生日がクリスマスであり、今田はこのネタをすべり知らずであると語っている。

父方の曽祖父は大阪で炭屋を営んでいたが、大口の顧客が倒産して代金を回収できずに倒産したため、家族を残し一人上京、当時有数の繁華街だった浅草で、朝は納豆売り、夜はおでん屋をしながら再起を図った。3年後に家族を呼び寄せた直後に富くじで大金を当て、それを元手に現在の元浅草でアパート経営を行っていた。曽祖父は計10人の子供をもうけたが、大阪で尼僧をしていた曽祖父の実姉が、寺を継ぐ養子が欲しいと曽祖父に願い出る。当初は女の子を寄越すつもりだったが、姉の方から「尼僧は結婚できないから、そんなかわいそうな目に遭わせたくない」とのことで寄越した男子が耕司の祖父だった。養子縁組により、祖父は元の藤田姓から今田姓に変わることとなる。その後、耕司の祖父を養子に出した後にこの家族は東京大空襲で全財産を失い、大阪にいる耕司の祖父とは疎遠になる。藤田家の子孫は、2012年9月まで今田耕司が自分の親戚だと知らなかったと語る。

母は鹿児島県で双子として生まれたが、まだ赤ん坊の時に子供に恵まれなかったパラオに住む彼女の叔母夫婦に、養女として引き取られた。それを母が初めて知ったのは結婚した後、従兄弟に「自分の実の妹だ」と告げられた時のことだった。母方の祖父(実際は母の養父)は宮崎県児湯郡高鍋町出身で、パラオで一般採用からたたき上げで郵便局長になった、当時としてはかなり珍しい経歴の人物だった。母方の祖母(実際は母の叔母で養母)は鹿児島県川辺郡笠沙町(現・南さつま市)出身。母が8歳の時に戦況悪化でパラオから内地へ引き揚げる際、手違いで乗船するはずだった三池丸に乗れず、貨物船東山丸に乗せられた。これにより、引き揚げの船団が米海軍の潜水艦「トリガー」により攻撃され、最終的に三池丸が沈没したが、運良く難を逃れている。終戦後は家族で鹿児島県に暮らした。

NSC入学まで
3人兄弟の末っ子で、兄と姉がいる。血液型に関しては、プロフィールには長年O型と表記されており、後にA型だったことがカミングアウトされてからも当面はO型で通していた。

子供の頃は西川のりおの大ファンだった。

杉本有美は同じ小、中学校の先輩後輩。中学3年生の時、友人と3人で独立して生活していこうと決心して家出するが、数日で連れ戻されて自宅謹慎になる。

1981年、担任教師からの勧めで当時、全寮制の日生学園第一高等学校(現在の桜丘高等学校)に入学。1年生の秋には「『プリズン・ブレイク』のような感じ」で学校から脱走した。その際は、退学手続きのために保護者同伴で学校に戻ったところ、担任から「学校を続けると言うまで殴る」と親の眼前で体罰を受けて失敗した。しかし、結局1年生の冬休みに帰省をしたときに学校に戻らず退学した。

その後、清風高等学校定時制課程普通科に編入。昼の時間帯は日本一若い店長になることを目標に、ラーメン屋で働いていた。このため、野菜の千切りが非常に得意である。夏休みは、友人数人と母方の実家である宮崎県児湯郡高鍋町に滞在し、小丸新茶屋(うどん店)でアルバイトしながらサーフィンに没頭していた。

定時制高校の卒業後は、「手に職をつけたい」と思い寿司職人か美容師の専門学校の入学を検討した。しかし学費が高い上に肌が弱かったため、医者から「水を扱う職業には向いていない」と忠告されたこともあって断念。

NSC時代
途方に暮れていたときに、当時入学料が5万円程度だった「吉本総合芸能学院」(以下、NSC)に目が留まり、「昔からお笑いも好きだし」と軽い考えで1985年、4期生としてNSCに入学した。同期にNSCでは130R(ほんこん、板尾創路)、桂茶がまがおり、吉本以外ではダチョウ倶楽部やウッチャンナンチャン、出川哲朗などがいる。 ダウンタウンの存在はNSCに入学するまで知らなかった。浜田雅功を「当時、1年目、2年目の自分から見た浜田さんは、すごすぎた。松本さんは芸としての天才で、浜田さんは司会者としてすごかった。浜田さんのノビノビと、わーって叩いて笑ってって、そういうのすごい憧れでした。」と語り、また松本人志のことは「芸はもちろんですけど、松本人志さんのお笑いをつくる姿勢がカッコ良くて、すごく影響受けましたよ」と語っている。

吉田ヒロとは、NSCではヒロが2年先輩ではあるものの(ただし芸能活動は今田の方が先輩)、今田からは「ヒロ」と呼び捨てにされており、タメ口で会話されている(年齢は今田の方が2学年上)。その反面ヒロは今田のことを呼び捨てにせず「今ちゃん」と呼び、年下の同期であるかのような接し方をしている。

程なくして、ほんこんとお笑いコンビ「ダブルホルモンズ」を結成。ほんこんは「骨付きカルビ」という芸名でボケ、今田は「上ロース」という芸名でツッコミを担当。ネタはほんこんが作り、節水をテーマにした漫才などを披露していた。

NSCは実家から2駅離れた場所にあったため、当時今田はNSCには実家から通っていた。家に帰れば食事も寝る所もあり、さらに夜はアルバイトをしていたため金もそこそこあった。そのため今田は当時を振り返り、「良いこと尽くめの下積み時代だった」と語っている。

1986年、ダブルホルモンズを解散し(毎回ネタ合わせに今田が来ずほんこんが激怒したことが原因と言われている)、ピン芸人として活動を始める。ちょうどこの頃、2丁目劇場ができるタイミングで前座のオーディションがあり、ピンになって初めて書いた「才能のない構成作家のオーディション」というネタで合格した。ダウンタウンとはこの頃に出会い、「おもろいな」と爆笑してもらったのが最初に交わした言葉である。

デビュー後
1986年、京都花月12月中席(12月11日 - 12月20日)にて劇場デビューする。この時東野幸治と知り合い、意気投合。『4時ですよーだ』などで2人でコントを披露して以降、多くの番組で東野と共に司会を務めた。東野と共にWコウジと称されているが、正式なコンビではない。

1987年4月、『4時ですよーだ』放送開始。1989年、『4時ですよーだ』終了後、東野幸治らと共に吉本新喜劇の補強メンバーとして活動。時には座長としても舞台をこなした。

1990年、ダウンタウンを慕って東京へ進出。『ダウンタウンのごっつええ感じ』で全国的な知名度を獲得する。以来ダウンタウンの番組出演のほか、Wコウジとして司会などで活躍した。

1991年、『正解るんです』(CBCテレビ制作)に東野幸治と共に出演、ローカル深夜番組にもかかわらず熱狂的ファンを集めた。以降東野幸治と共に、長らく名古屋のCBCテレビで深夜のレギュラー番組を持っていたが、2020年3月末の『本能Z』の終了で一旦打ち切られることとなった。

1995年、『今田耕司のシブヤ系うらりんご』で、初めての冠番組を持つ。『いつかまた逢える』に出演で、初めてのキスシーンを大塚寧々、西田尚美らと演じた。

2004年、島田紳助謹慎騒動に伴い、幾つかの番組は紳助の代役として今田に白羽の矢を立てた。それらの番組で今田は予想以上の働きぶりを見せ、特に『開運!なんでも鑑定団』での代理司会ではテレビ東京の当時の社長である菅谷定彦から絶賛されるなど、彼のタレントとしての能力の高さを世間に再認識させた。今田自身は『しゃべくり007』出演時、お笑いの道を志す際の憧れだった人物として、紳助の名前を挙げている。

2007年、不定期の特番として放送されていた日本テレビ系バラエティ番組『今田ハウジング』が、3月7日から水曜19:58 - 20:54の時間帯にて1年間、レギュラー放送された。自身初のゴールデンでの冠番組となった。

2008年以降、朝日放送系バラエティ番組、『今ちゃんの「実は…」』で司会を務める。番組内の新たな言葉を生み出し番組内のウィキペディア辞書に登録するコーナー、そして本物のウィキペディアに書き込まれた人物の真相を確かめるミニコーナーがあった。

2008年4月28日発売の『週刊現代』に、今田が未成年の女性に飲酒を無理強いさせたうえで淫行に及んだという記事が掲載される。今田本人と所属事務所である吉本興業は「事実無根で名誉を棄損」として、講談社に対して損害賠償及び謝罪広告の掲載を求めて名誉毀損などで提訴したが、講談社側が2009年10月26日発売の同誌に「記事の事実確認はできませんでした」とする謝罪広告を掲載し、11月6日付で今田宛の損害賠償金550万円と遅延損害金を支払ったため、同日付で訴訟を取り下げた。吉本興業は「謝罪広告の内容や賠償額などは必ずしも満足できるものではないが、気持ちを新たに仕事へ専念することを優先し、早期解決することにした」と今田の心境を代弁した。

2011年8月23日に所属事務所の先輩である島田紳助が芸能界を電撃引退表明。冠番組の終了が相次ぐ中、冠になっていない『開運!なんでも鑑定団』と『人生が変わる1分間の深イイ話』の2番組の司会に抜擢され、TBSの春と秋の大型スペシャル番組である『オールスター感謝祭』に関しても引退直後の2011年秋の放送回でのリレー方式を経て2012年春の放送回から正式に2代目総合司会に就任し紳助の後を引き継ぐなど、紳助の後任司会者として最も多くの番組を引き継ぐことになった。結果的に紳助引退以降も多数のレギュラー番組に出演しているほか、ルミネtheよしもとで新喜劇の座長も務めている。

好きなもの
筋肉エンタメ集団マッチョ29 - 推しメンは今井耕二、山崎徳義、菅原辰馬。
動物 - 『森田一義アワー 笑っていいとも!』にて過去にペットを15匹飼っていたことを明かした。小学生時代は飼育小屋の鶏の卵を許可を得て自宅に持ち帰り、孵化させ鶏にまで育て上げた。

ブルース・リー - 自宅にはブルース・リーのフィギュアやポスターが部屋中のいたるところに整然と飾られており、自らが「ブルース・リーBAR」と呼ぶスペースまであった。

芸能ゴシップ - 仲の良い東野幸治と共に「吉本のゴシップ兄弟」を自称している。また、二人合わせてWコウジと呼ばれているが、正式なコンビではない。
漫画・アニメ - 自宅に漫画を読むための部屋を持ち、複数の漫画雑誌も購読している。またアニメ通でもあり、『新世紀エヴァンゲリオン』のファン。

格闘技 - 90年代後半からパンクラス、その後GRABAKAの一般会員として格闘スポーツジムに通っている。また格闘家のスポンサー的組織「今田道場」を主宰し元DEEPフェザー級王者の松本晃市郎を輩出した。

『あまちゃん』 - 2013年上期のNHK連続テレビ小説。

交友関係
ナインティナインの岡村隆史は、今田を兄さんとして慕っているだけでなく、又吉直樹と三人で、独身男性芸人の親睦会アローン会を作り、親交を深めていた。ただし、岡村は2020年10月10日に一般人女性と結婚した。

福山雅治とは1992年に自身のラジオ番組にゲストとして招待して以来の古い付き合いであり、福山のアルバム『SING A SONG』では今田が収録全曲のレビューを執筆した。時々アダルトビデオの交換をする仲でもある(文化放送『Come on FUNKY Lips!』にてゲストの福山が事実を認める)。

評価
『日経エンタテインメント!』(日経BP社)2009年2月号におけるインタビューにおいて、「(2008年の)今田の好調ぶりを支えるのは抜群のトーク力。とりわけ『生放送に強い』というのが業界内での認識だ」と評されている。これについて今田は「生放送は好き。もともと収録放送の番組でも生放送のつもりで向き合っている」と語っている。また自身のトーク力について「大阪でダウンタウンさんの生放送の番組(『4時ですよーだ』)に出してもらったり、デビューして1年目くらいから生放送にしか出ていなかったから鍛えられた」と自己分析している。

『ごっつええ感じ』のコント、「MR.BATER」において松本人志から「そんなんやから週刊誌に『ダウンタウンの腰巾着』て書かれるんや」「二線級のタレント」などとからかわれたことがある。しかし実際のところ今田に対する松本の評価は「生涯で稼ぐ金額は今田の方が(松本自身より)上やないかなあ」「今田の方がこの先(自分より)メジャーになる」と言わしめるほど高いもので、放送室でも「松本軍団の中で誰が一番優秀か」と問われた松本は「せやねぇ、うちは厳しいよ。でも今田かな」と答えている。

『週刊プレイボーイ』で連載中の「松本人志の怒り」の中で、トーク力を千原ジュニアと共に認められており、松本は「(この2人は)食いっぱぐれる事は無い」と評価している。

松本からそのような評価を受けている今田であるが、他のタレントとは異なり、自身が出演する番組においてむやみにギャラを引き上げないよう交渉しているとの話がある。元々はたくさんの番組に出演したいという理由で抑えてきたものであったが、2008年後半以降放送業界に不況の波が押し寄せ、高額ギャラを受け取っている大物司会者などのリストラが始まっている今日において、この姿勢が今後有利に働いてくるのではないかとも見られている。

2000年9月に、フジテレビの『明石家マンション物語』代表として、明石家さんまらと『めちゃイケ』内のコーナー「七人のしりとり侍」に出演したときは、さんまとの丁々発止のやりとりでレギュラー陣を圧倒し、「さんま兄さんはすごいが、それを光らせた若頭(今田)があってこそ」と感心させた。また、ナインティナインからは「お笑いお化け」とも称される。

ガダルカナル・タカは今田をライバル視しており、やしきたかじんの番組で「芸能人の中で、この人には勝てないと思うのは誰?」という質問に今田を挙げている。また、今田が若手時代のころにタカが大阪の番組で共演し、「東京の番組には来てもらいたくないなあ」と今田の実力を高く評価していた。

同期の板尾創路からは、「自分と真逆の人間で、居心地は凄くいい」「タレントとして、あいつにだけは勝たれへんと思ってる」「天性の明るさと面倒見の良さと場の空気を何とか面白くしようとする、どんなボケでも拾う、あの感じはオレにはできへん。凄いなと思いますよ」と高く評価されている。
オリコンによる「好きな司会者ランキング」では2009年は7位、2010年は3位。

その他
「芸能界随一のキレイ好き」として知られており、2015年には家電メーカーが実施する「ベストクリーニスト賞」を受賞。後輩芸人や共演者からは極度な潔癖症としてのエピソードを語られることも多い。だが今田本人は、自分はそれほど潔癖症ではなく、ノリで言ったことがすぐウィキペディアに載ってしまうことへの懸念を表明している。

趣味はピアノで、坂本龍一の「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」や久石譲の「Summer」(映画『菊次郎の夏』テーマソング)をテレビ番組で演奏したこともある。テイトウワのプロデュースで「KOJI1200」(読みは「コージ・トウェルブ・ハンドレッド」、後に「KOJI-12000」)として歌手活動を行っていた頃のインタビューでは、デュラン・デュランなどのニューロマンティック、ニューウェーブへの造詣の深さが語られており、音楽的なセンスを持ち合わせている。その知識を買われ、お笑いタレントにもかかわらず『TK MUSIC CLAMP』にゲスト出演、小室哲哉と対談した。またビートたけしとも交流があり、たけしからピアノをプレゼントされた。
結婚したい女性のタイプは「歯と歯茎がきれいな子」。

ここ数年の悩み事は「丸顔」で、芸人仲間にも相談できず悩んでいる。

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「M-1グランプリ」の放送内容

「M-1グランプリ2021」愛され続ける2つの革新性

遂に放送となる『M-1グランプリ 2021』(以下『M-1』)の開催。国民的な人気番組となった同番組は、なぜここまで世間に浸透し、20年ものあいだ愛され続けているのだろう。お笑い評論家・ラリー遠田が『M-1』の革新性を綴る。

『M-1グランプリ』は2001年に始まった漫才日本一を決めるお笑いイベントである。開始当初は一般的にはあまり話題にならなかったが、年を追うごとに注目度が高まり、現在ではほかのお笑い番組とは一線を画す国民的な人気番組へと成長した。

お笑いのネタで芸人が勝敗を競う「お笑い賞レース」は、『M-1』以前にも多数あった。また、テレビ番組でネタの勝負を見せる「ネタバトル番組」も、『お笑いスター誕生!!』(1980年4月~1986年9月 / 日本テレビ系)『爆笑オンエアバトル』(1999年3月~2010年3月 / NHK)をはじめとして多数制作されてきた。だが、視聴率、話題性、影響力を総合して考えると、現在の『M-1』ほどの成果をあげているお笑い賞レース番組はテレビの歴史上存在しない。

年に一度の晴れ舞台で、予選を勝ち抜いた芸人たちが全身全霊を込めて演じる漫才は見る者を感動させる。多くの時間と手間をかけ、必死の練習を重ねて練り上げられた上質の漫才が、期待に胸を高鳴らせた視聴者を爆笑させ、この上ないカタルシスをもたらす。

『M-1』は熱心なお笑いファンや業界人にとって、実力を秘めた若手漫才師の見本市だ。決勝の舞台で目立った芸人は、その後のお笑い界やテレビ界で活躍を期待できる逸材だと判断される。業界関係者は決勝だけでなく、準決勝、準々決勝、敗者復活戦などの動向も見守っていて、明日のスターを発掘しようと躍起になっている。

結成10年以内(2015年大会以降は結成15年以内)であれば所属事務所を問わず、誰でも参加が可能。予選は全国で行われ、何回かの予選を勝ち抜いた9~10組の芸人が決勝に進む。決勝の模様は全国ネットのゴールデンタイムで生放送され、優勝者には賞金1,000万円が与えられる。審査員には松本人志をはじめとするお笑い界の巨匠たちが名を連ねる。『M-1』は、始まった当初からどの要素を取っても前代未聞のお笑いイベントだった。

『M-1』の最大の特徴は「笑いの真剣勝負」を徹底的に追求したことだ。基本的に、お笑いで客観的な勝ち負けをつけるのは簡単なことではない。笑いに対する感覚は人によって異なり、まったく同じ感性を備えている人は存在しないからだ。

しかし、『M-1』ではどこまでも公平な審査にこだわった。漫才に優劣の評価を下して、その結果を視聴者や観客にも納得してもらう。この困難な課題をクリアできた理由は、大きく分けて2つある。

1つは、芸人の知名度や前評判、芸歴、所属事務所などを一切考慮せず、その日の漫才の出来だけを見て勝敗を決めるシンプルな審査方針を徹底したことだ。主催者側が明示している『M-1』の審査基準は「とにかくおもしろい漫才」であることのみ。この方針を厳格に守った結果、テレビによく出る売れっ子芸人が予選で敗退したり、事務所内での立場が低い無名の芸人が決勝に進出するなどの番狂わせが頻繁に起こり、それが大会の醍醐味となった。

もう1つの理由は審査員の質の高さにある。『M-1』の大会委員長を務めた島田紳助は、『M-1』を始めるにあたってこの点に特にこだわった。

というのも、紳助自身が若手の頃に、賞レースで納得のいかない審査に煮え湯を飲まされたことが何度もあったからだ。お笑いに真剣に向き合っていないような訳知り顔の評論家やタレントに審査を任せるわけにはいかない。

紳助は参加する芸人になんとしても審査に納得して帰ってもらいたかった。審査員の質が低ければ、勝負に敗れた芸人たちはその結果を審査員のせいにしてしまうだろう。それは本人たちにとっても不幸なことだ。

審査が公平だからこそ、出場者は自分たちの負けを素直に認めて、それを成長する機会につなげられる。たとえ負けたとしても、審査員にではなく自分に腹が立つようでなければいけない。それが紳助が考える理想の審査だった。

2001年の最初の『M-1』で審査員を務めたのは、島田紳助、松本人志、西川きよし、青島幸男、春風亭小朝、ラサール石井、鴻上尚史の7名。今年(2021年)の審査員を務めるのは、上沼恵美子、松本人志、立川志らく、礼二(中川家)、富澤たけし(サンドウィッチマン)、塙宣之(ナイツ)、オール巨人の7名。いずれもお笑い界やテレビ界の第一線で輝かしいキャリアを誇る重鎮ばかりである。この豪華メンバーに審査されるのなら、たとえ勝負に敗れても文句のつけようがない。

なかでもダウンタウンの松本人志を審査員として引っ張り出した意義は大きかった。『M-1』に挑む芸人にとって、松本は絶対的な存在だったからだ。

野心を持つ若手芸人にとっては願ってもないチャンスだった。決勝で松本に「面白い」と褒められれば、日本一面白い人に認められたことになる。そんな機会はほかにない。「御前試合」ならぬ「御前漫才」を目指して、数多くの芸人が意気揚々と『M-1』に挑んだ。

厳格な審査方針と信頼できる審査員のおかげで、視聴者も『M-1』を笑いの真剣勝負として楽しめるようになった。

『M-1』は桁違いに注目度が高いお笑いイベントであるため、しばしばそこから世間を巻き込むような論争や騒動が起こることもある。昨年(2020年)の『M-1』がきっかけとなった「漫才論争」はそのひとつだ。

2020年の『M-1』ではマヂカルラブリーが優勝した。彼らの漫才では、ツッコミ役の村上がセンターマイクの近くに立ったままツッコミをいれていくのに対して、ボケ役の野田クリスタルはセンターマイクから離れた場所で好き勝手に暴れていた。そんな彼らの変則的な漫才に対して「あんなものは漫才ではない」と主張する人が続出したのだ。

なぜこのような論争が起こったのかと言えば、『M-1』は普段お笑いを見ていないような人も含めて大勢の人々が見る番組だからだ。『ワールドカップ』のときだけサッカーを見て代表監督の采配を批判したり、『オリンピック』のときだけ柔道を見て判定に不満を述べたりするような人は珍しくない。『M-1』は文字通りの「国民的行事」であるからこそ、それがさまざまな影響を生んでいくのである。

また、『M-1』は、お笑い界の最新のトレンドを発表するパリコレのような側面もある。何が面白くて何が面白くないのかという基準は時代によって変わる。プロの芸人は世の中の空気を敏感に察知して、いまの観客に通用するような笑いを追求する。

2019年にはぺこぱが決勝に進んで、ツッコミ役がボケ役をきつくたしなめることなく、肯定的に受け止める斬新なかたちの漫才を披露した。セクハラやパワハラに対する意識が高まり、他人を頭ごなしに否定するような振る舞いが嫌われるようになっているなかで、ぺこぱの提供する「優しい笑い」は時代の空気にマッチしていた。お笑いは社会の反映である。『M-1』を見ればお笑いのトレンドがつかめるし、世の中の空気が読めるようになる。

個人的には、このような『M-1』を取り巻くものすべてを含めた「『M-1』現象」自体が興味深いものだと感じる。年に一度の「笑いの祝祭空間」から、今年はどんなドラマが生まれるのだろうか。
 
 
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希空

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