朝ドラ「エール」スピンオフ週である第12週の59話のネタバレを紹介していきたいと思います!
第12週の58話では、バンブーの保(野間口徹)と恵(仲里依紗)の物語でした。
保はバンブーを始める前、神田で小さな古本屋を営んでいた。
そこで恵と出会い、二人の関係は良い雰囲気になるも、前に進めない保。
そんな保を見かねて、木下が親戚の蝶ネクタイをした、いかにもお坊ちゃんという風貌の少年を連れてきた。
「こんにちは。佐藤久志です。保さんの状況は、おじさんから聞きました」
久志(山口太幹)は、裕一と音よりずっと早く保と出会っていたのだ。
「楽しいのに進展しない時間が続くと、女性は男性を恋愛対象から友達へと認識を変えてしまいます。早く勝負をかけたほうがいいと思います」
子どもらしからぬ久志のアドバイスをした。
「あなたのことが、僕は、全身全霊で好きです!僕はずっと過去に生きてきました。あなたと出会って初めて未来を見ることができました。僕と結婚してください!」
恵はプロポーズを受け入れ、二人は結婚を決めたのだった。
それでは59話について紹介していきたいと思います!
もくじ
朝ドラ「エール」のネタバレ
ここから、記事を全て読んでいただくのも嬉しい限りですが、記事が何分長いので、気になるところにジャンプ出来るように、それぞれのネタバレを項目ごとに用意しました!
気になる箇所へ飛んでみてくださいませ!
朝ドラ「エール」59話のネタバレ
大正二(1913)年の春、双浦環(柴咲コウ)は、パリで声楽を学ぶ留学生にすぎなかった。
ある日、友人の里子に誘われ、環は日本人画家のアパートメントで開かれるホームパーティーに行った。
日本からの留学生と白人の男女とが入り交じったパーティーで、フランス語が満足に話せない環は気後れし、一人アトリエに入って絵を眺めていた。
すると、いつの間にか、日本人の美青年がそばに立っていた。
「どう、思う?」
「はい、あの、すばらしいと思います」
「そう?この絵を描いた人はどんな人だと思う?」
「・・・分かりません」
「嘘。今、心に浮かんだこと言って」
風景画に人物画、静物画にシュールレアリズム風と、作品は多岐にわたっている。
そこから感じたことを、環は口にした。
「・・・中途半端、とも」
「アハハ、同感だ。僕はこのアパートの住人。今村嗣人(金子ノブアキ)、中途半端な画家を目指す男です」
「・・・ご、ごめんなさい」
そこに里子が現れ、パーティーのホストである嗣人は皆のところに戻っていった。
里子によると、嗣人は十五歳のときに「サロン・ドートンヌ展」で賞を取った天才画家で、今、美術界で最も期待を寄せられている人物であり、家は大金持ちなのだという。
その後、環は偶然、嗣人と再会した。
カフェでフランス語の勉強をしていたところ、嗣人がやって来たのだ。
嗣人は環の失言を全く気にしていない様子で、話が弾んだ。
「世界で認められるために、僕は来たんだ。君もそうだろう?目を見れば分かる!留学って形に憧れてきたやつらと違う」
そう言い切る嗣人に、環は本心を口にした。
「・・・私は・・・スカラ座やオペラ座の舞台に立ちたい」
「一緒に行こう」
嗣人に手を握られ、まっすぐに見つめられて、環はしっかりとうなずいた。
恋に落ちた環は、夏を迎える頃には、嗣人のアパートメントで共に暮らすようになっていた。
ある日、朝食を食べながら嗣人が言った。
「僕の絵に興味を持ってくれた画商が現れたんだ。話を聞いてくる。個展を開けるかもしれない」
「すごい!すごいよ!」
「君の予定は?」
「いつもどおり。学校行って、発声練習。来て半年、ずーっとだよ。飽きてきた」
「基本は大事だから。頑張って!」
その日、環は里子から、重要な話を聞かされた。
プッチーニが、日本を舞台にしたオペラを作曲したのだという。
「信じがたいけど、この前、大使館の晩餐会で聞いたの」
外交官の娘である里子だからこそ知りえた話だった。
「タイトルは『蝶々夫人』。日本人の女性とアメリカ人の海軍士官の恋物語なんだって」
「日本の女性・・・誰がやるんだろう?」
「今の予定では、日本髪のかつらをかぶってこっちの人がやるみたいだけど・・・似合わないよね?日本人が世界的舞台に立てる唯一にして最大のチャンスよ」
欧米ではアジア人は日常的に差別を受ける。
まして西洋の芸術の世界でアジア人が成功することなど、不可能と言ってもよい。
日本からの留学生は箔を付けたいだけか、旅行気分の者ばかりだ。
だからこそ『蝶々夫人』は、環にとって千載一遇のチャンスなのだ。
この日、嗣人は、祝杯用のワインを買って帰った。
個展の開催が決まったのだ。
早速、徹夜でキャンバスに向かう嗣人に刺激を受け、環は『蝶々夫人』のオーディションを受ける決意をした。
しかし、正式な手順を踏んでエントリーするには遅すぎた。
そこで環はミラノに飛び、スカラ座での公演のオーディションにいきなり押しかけて、歌わせてほしいと頼み込んだ。
出ていけと追い出されかけたが、一曲だけ聴こうと言う人がいて、何とか歌わせてもらうことができた。
それだけで、環は満足だった。
もともと受ける資格がなかったのだから選考の対象にもならないだろう。
ほかの受験者の歌声に圧倒され、自分はまだまだ勉強不足だとも感じていた。
ところが後日、パリのアパートメントに、一次審査通過を知らせる通知が届いた。
「やった・・・」
大喜びする環の声で、疲れて眠っていた嗣人が目を覚ました。
「ごめん、一次に通っただけなのに、あなたとは比べ物にならないけど、うれしかったの」
「僕もうれしい」
嗣人の腕の中で、環は幸せに浸った。
その後、予定どおり嗣人の個展が開かれ、新聞に批判が掲載された。
『ただただ凡庸。すべてがものまね。若き日本人の画家への期待は裏切られた』
あまりの酷評に嗣人は茫然とするばかりで、環も、かける言葉が見つからなかった。
※続きの60話のネタバレはこちらから
朝ドラ「エール」60話ネタバレ!スピンオフ週!さよなら幸せのカテゴリー
朝ドラ「エール」今回の主な登場人物
裕一には安隆の姿が見えていませんが、「音さんを産んでくれてありがとうございます!」という感謝の気持ちはしっかりと伝わったようです😁
お団子ポーズも🍡✨#朝ドラエール#窪田正孝#二階堂ふみ#光石研#3月中旬に撮影 pic.twitter.com/BtjmUHM5wy
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) June 15, 2020
柴咲コウ 役:双浦環(ふたうら たまき)
世界的オペラ歌手。
音が音楽の道に進むきっかけを作る。
実在のオペラ歌手三浦環がモデル。
金子ノブアキ 役:今村嗣人(いまむら つぐひと)
パリ在住の若手画家。
ホームパーティーで双浦 環と出会い、恋人となる。
朝ドラ「エール」60話のネタバレ
双浦環(柴咲コウ)のパリ時代の話、後編。
今村嗣人(金子ノブアキ)はパリでなかなか認められず焦りを感じていた。
一方で、環は思い切ってミラノまで受けに行った「蝶々夫人」のオーディションをきっかけに、歌手になるチャンスをつかみかけていた。
まわりから環について聞かれることが多くなった嗣人は、素直に喜べず複雑な気持ちを抱えるようになる・・・。
そして、ある日、環の人生を変える大きな知らせが届くのだが・・・。
※続きの60話のネタバレはこちらから
朝ドラ「エール」60話ネタバレ!スピンオフ週!さよなら幸せのカテゴリー
朝ドラ「エール」の動画配信は?
朝ドラ「エール」の動画配信や、見逃し配信はNHKオンデマンドでされます。
民放ですと、TVerなんですけど、NHKはNHKオンデマンドでされます。
しかし、NHKオンデマンドでは、見逃し配信を観るのも月額制となり、サービス精神はないです。
有料登録が原則なようなので、ご覧になりたい場合は、有料登録が必須です。
しかも、見逃し配信の見放題パックで月額料金を払っても、特選ライブラリーの番組は観れません。
しかし、この朝ドラだけは、極々一部だけNHKオンデマンドでも無料登録で無料で見る事ができます!
本当に一部だけなので、どうしても朝ドラを無料で見たい場合は、NHKオンデマンドでは不可能です!
また、NHKオンデマンドで配信されているドラマはU-NEXTでも観れるので、正直U-NEXTの方が断然オススメです!
U-NEXTも月額制ではありますが、見放題なので安心して観れます♪
それでは、朝ドラ「エール」の放送を楽しみにしましょう!
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