朝ドラ「エール」第8週の36話、37話のネタバレを紹介していきたいと思います!
第7週の35話では、裕一(窪田正孝)は小山田耕三(志村けん)と会うも、素っ気ない対応を受け、更に頑張ろうと誓う。
無理をして作曲活動を続けていた裕一は、倒れてしまい、音(二階堂ふみ)が裕一を心配するが、音は音で今日は椿姫の選考会の日。
音は選考会会場にギリギリ間に合い、無事に一次選考を通過した。
しかし、裕一は作曲がうまくいかない・・・。
そこで久志(山崎育三郎)は音に
「わかった。僕に任せて」
と告げる。
それから数日後、裕一が自宅の書斎にいると、玄関から大きな声がした。
「古山裕一先生は、おりゃんしゃあとでしょうか?」
裕一が玄関に出るよりも先に、声の主は書斎へ入ってきた。
「わたくしは、早稲田大学応援部五代目団長・田中隆(三浦貴大)ちいいます!」
田中は応援団員たちを引き連れており、皆で裕一を取り囲むと、そろって頭を下げた・・・という展開でした!
それでは36話、37話について紹介していきたいと思います!
もくじ
朝ドラ「エール」のネタバレ
ここから、記事を全て読んでいただくのも嬉しい限りですが、記事が何分長いので、気になるところにジャンプ出来るように、それぞれのネタバレを項目ごとに用意しました!
気になる箇所へ飛んでみてくださいませ!
朝ドラ「エール」36話のネタバレ
「こんたびは、わが応援団の新しか応援歌作曲ばお引き受けいただき、ありがとうございます!」
と言い、田中隆(三浦貴大)率いる応援団員たちがやってきた。
裕一は何の話かさっぱりわからない。
「フレー、フレー、古山!」
と裕一(窪田正孝)にエールが送られる。
大騒ぎの最中、隊列を組んだ団員たちの向こうに音(二階堂ふみ)の姿を見つけ、これはどういう事なのかを音に聞く。
音が返事をするより先に、田中が団員達に呼びかける。
「よし!景気づけに、いつもんいくばい!」
抵抗する間もなく裕一は担ぎ上げられ、胴上げされた。
裕一が「やめで」と叫ぶと、団員たちは一斉に手を止め、裕一は宙を舞いながら床に落ちた。
その後、裕一と音は応援団員たちを居間に招き入れ、田中から話を聞いた。
どうやら、早稲田大学野球部は慶應義塾大学野球部に十一連敗し、応援団の面々は意気消沈しているとのこと。
早慶戦の名で知られる両行の試合は、明治三十六年、早稲田の野球部が慶應の野球部に挑戦状を出したことから始まり、一時は両校の応援が盛り上がり過ぎたため、中止になるも、「東京六大学野球」の創設をきっかけに復活し、ラジオの普及に伴って空前の人気を呼び、国民的関心事となっていた。
早稲田の十一連敗は、慶應が新しい応援歌「若き血」を採用した頃から始まった。
そのため、田中は団員たちを前にこう宣言した。
「俺らにも、新しか応援歌が必要ばい。今までんお行儀よか歌やなか。」
「心ば湧き立たせる歌が必要ったい!」
早速、学生たちに向けて作詞の募集を行い、当時早稲田大学教授であった詩人の西條八十に選考を依頼した。
その結果、高等師範部三年生の住治夫が作詞した「紺碧の空」が選ばれた。
すぐにでもこの歌詞に曲をつけなくてはならない。
次の早慶戦は二週間後に迫っていた。
誰に依頼するか大学の事務局に相談してはどうかという意見も出たが、田中は却下した。
「また大御所の先生になる。」
「もっと若き血潮たぎっとう者がよか。」
「誰か、そげんやつ知らんね?」
すると団員の佐藤幸太郎が挙手した。
「私のいちこに、音楽学校に通っているやつがいます」
佐藤のいとこは、久志(山崎育三郎)のことだ。
応援団一同はさっそく久志のもとを訪ねた。
事情を聞いた久志は、裕一に作曲させるべきだと考え、それを音に伝えた。
「応援歌か・・・裕一さん、やるかしら?」
「あいつ、このままじゃだめになるよ」
久志の助言を受け、音は裕一の了解を得たうえで応援団と会わせようと考えていた。
ところが、田中たちが予告もなく古山家に押しかけてきてしまったのだ。
裕一は、レコード会社の曲も作れずにいる事から、断るも、田中は一歩も引かずに、深々と頭を下げる。
「そこばどげんかして!お願いします!」
迷い始めた裕一は、音に意見を求める。
「あたしはやるべきだと思う」
音は久志からこう聞いていた。
早稲田大学にはすでに応援歌が五曲あり、それらは有名作曲家が曲をつけている。
「小山田先生も作っとるから。先生と同じ土俵に立つってことじゃん!名誉なことだよ!」
その言葉で裕一の心が動いた。
ただし、早慶戦前に練習時間が必要なため、締め切りは十日後に迫っている。
「・・・わがりました。やります」
朝ドラ「エール」37話のネタバレ
裕一とは対照的に、木枯(野田洋次郎)は人気作曲家の道を歩み始めていた。
裕一が廿日市(古田新太)と話そうとコロンブスレコードの副調整室に行くと、スタジオ内では木枯のギターに合わせて歌手の山藤太郎が軽快に歌っていた。
曲は木枯の新曲「丘を越えて」だ。
録音が終わると、廿日市は裕一と山藤を引き合わせた。
「こちらの山藤さんはねぇ、慶應義塾から東京音楽学校の声楽科のエリートだから」
「け、慶應がら東京音楽学校ですか?なのに、なぜこんなごどを?」
「家庭の事情でね、お金が必要なのです。なので、山藤太郎も偽名です。」
廿日市は、流行歌を見下すような裕一の言葉を聞き逃さなかった。
「なぜこんなことをって何?古山君?返答しだいによっちゃ、俺、怒るよ」
剣呑な雰囲気を察したのか、木枯が話に割って入ってきた。
「廿日市さん、ごはん食べに行きませんか?お腹すきました」
「」は~い。銀座煉瓦堂のオムライスは、いかがですか?山藤君も行こう
立ち去り際、木枯は裕一に声をかけた。
「後で、サロンにいて」
静かになった副調整室で、裕一は技師の小田和夫に話しかけられた。
「君みたいな人いっぱい見てきたよ。己にこだわって、才能を生かせない人」
何も言い返せないうちに小田は去っていった。
裕一がサロンで応援歌の構想を練っていると、食事を済ませた木枯と山藤がやって来た。
木枯は、
「君の曲は山藤さんに合うよ。いつかぜひ一緒にやってほしいなぁ」
と言われ、礼を言う裕一。
その時、山藤が裕一の譜面に書かれた「早稲田大学第六応援歌」の文字に気づいた。
「あれ?これ?」
「早稲田の応援歌を頼まれまして、慶應の「若き血」に必ず勝てど言われでます」
「「若き血」は、僕が塾生時代に生まれたました。応援団に歌唱指導したのは、僕です」
意外なつながりに、裕一は驚いた。
「「若き血」が応援歌になって以来、わが慶應義塾は早稲田に連戦連勝です。勝つのは容易ではないですよ」
いざ作曲に取り掛かると、裕一はすぐに行き詰った。
一般的な応援歌の形に引っ張られ、思い浮かぶのはありきたいりなメロディーばかりだった。
バンブーで保(野間口徹)にその話をすると、意外な事を言われた。
「ありきたりじゃまずいの?裕一君が書けないのはさぁ、自分の音楽を作ろうとしてるからじゃないかなぁ。」
「僕がコーヒーをブレンドするときに考えるのは、お客さんの顔なわけ。」
「これを飲んだらどんな反応するだろうとか。だから、あの団長の喜ぶ顔か歌う姿か想像すると、メロディー出てくるかなと」
帰宅後、裕一は音に不満を漏らした。
「い、意味わかんないよ!僕が作んのに、どうして自分の音楽作っちゃいげないの?」
「マスターは、客商売だがらこびないとやっていけないがもしれないげど、僕の仕事では意味ないよ」
「難しいね・・・。廿日市さんにも言われた。裕一さんの音楽は、西洋音楽にこだわってるって。」
「作ってくる曲が・・・これは廿日市さんの言い方なんだけど・・・鼻につくって。」
「普通に盛り上がればいいメロディーも、なんか・・・」
「何?」
「こざかしい知識をひけらかして曲を台無しにしとるって。」
「一年間、一枚もレコードになっとらんのは事実だし、何か変えんとまずいと思う」
「何それ?ほ、ほ、本当だったら今頃、イギリスで音楽の勉強してるはずだったのに、東京の隅っこで大衆曲ど応援歌の曲作ってんだよ。」
「もう変わってるよ。それでも何とが自分の音楽を表現しようど頑張ってんだよ!じ、じ、自分の音楽は捨てない!捨てだら意味がない」
二人の意見は衝突し、重苦しい沈黙が流れた。
「もういい。明日からごはんは作りません。自分で勝手にやってください」
音の態度に裕一は一層腹を立て、夕食後は一人で書斎に籠った。
「どいつもこいつも、僕に何を期待してんだよ!人には得意不得意があんだろうに・・・」
いらついて室内を歩き回るうちに、裕一はひらめいた。
「よし、こうなったら・・・」
机の引き出しからクラシック用の五線紙を取り出し、裕一は目を閉じてメロディーが浮かんでくるのを待った。
翌朝も夫婦喧嘩は続いていた。
だが、音は内心、裕一が心配でたまらず、学校で久志に相談をした。
「裕一さんがこのままだと・・・心配です。才能を無駄にして人生を後悔しながら生きてほしくないんです」
「・・・応援歌を作る事で、何かが変わる。応援歌は、文字通り、人を元気づける歌だからね」
そう言って、久志は音にウインクをした。
その後、バンブーで恵(仲里依紗)にも相談するが、変わるのは自分の問題だから・・・と言われた。
音は恵から、徳川家康の遺訓が書かれた紙を渡された。
そこにはこうあった。
「人の一生は重荷を負いて遠き道をゆくが如し いそぐべからず 不自由を常と思へば不足なし 心に望みおこらば困窮したる時を思ひ出すべし 堪忍は無事 長久の基 いかりは敵と思へ」
裕一は書斎のドアに「何人も入るべからず」の張り紙をして音を寄せ付けず、食事の時間には納豆攻撃を続けていた。
朝食だけでなく夕食にも納豆を食べて挑発したが、音はそれには乗らず、家康の言葉に従って怒りをこらえ、裕一がみずから変わる事を信じて静観し続けた。
その間に裕一は曲を書き上げた。
といっても早稲田の応援歌ではない。交響曲だ。
タイトルは「反逆の詩」。三日三晩徹夜で書き上げた譜面の表紙に、裕一はサインを書き入れた。
続きの38話はこちらから!
朝ドラ「エール」今回の主な登場人物
バンブーで、裕一と久志が再会するシーンのメイキングです🎥
仲さんはおぼんの落とし方がとてもきれいで、「おぼんの演技がすごい」とスタッフも驚いていました😲#朝ドラエール#窪田正孝#二階堂ふみ#山崎育三郎#仲里依紗#野間口徹 pic.twitter.com/kD4P5eMEiw— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) May 13, 2020
窪田正孝 役:古山裕一(こやま ゆういち)
※子ども時代:石田星空
モデル:古関裕而(こせき・ゆうじ)
福島で代々続く老舗呉服屋の長男。
気弱でいじめられがちな少年だったが、音楽に出会うとその秘めた才能を発揮し、独学で作曲を始める。
跡取り息子として周囲の期待から商業を学び、伯父が経営する銀行に勤めるが、音楽への思いを断ち切れないでいた。
そんな中、歌手を目指しているという女学生・関内 音とひょんなことから知り合い、文通を始める。
恋に落ちた裕一はついには、彼女とともに音楽の道を歩むことを決める。
二階堂ふみ 役:関内 音(せきうち おと)
※子ども時代:清水香帆
モデル:古関金子(こせき・きんこ)
豊橋市内で馬具の製造販売を行う関内家の三姉妹、次女の音は、将来はプロの歌手として舞台に立つことを夢見ていた。
ある日、福島に住む青年の古山裕一が英国の作曲コンクールに入賞したことを新聞で知り、手紙を送り文通を始める。
二人は結婚し、音は本格的に歌を学ぶために音楽大学に入学。
夫の才能を誰よりも信じて叱咤(しった)激励し、時代の流れのなかでさまざまな困難に遭遇しながら、自らも歌手になる夢を追い続ける。
山崎育三郎 役:佐藤久志(さとう ひさし)
県議会議員の息子で裕一の小学校時代の同級生。
のちに歌手となり、裕一の作った曲を唄うことで好評を博すことになる。
古関裕而の親友で歌手の伊藤久男がモデル。
古田新太 役:廿日市誉(はつかいち ほまれ)コロンブスレコードのディレクター。
ヒット曲を作ろうと奮闘しつつも、大御所作家や上司に弱い一面も。
三浦貴大 役:田中隆(たなか たかし)
早稲田大学応援部五代目団長。
団長として早稲田大学野球部を勝たせることに命をかけている。
朝ドラ「エール」38話のネタバレ
自分の才能を証明したい一心で、仕事も早稲田の応援歌づくりもそっちのけで、三日三晩徹夜で書き上げた交響曲「反逆の詩」を、裕一(窪田正孝)は自分の最高傑作かもしれないと思いながら小山田(志村けん)に見せるが、その反応は冷たいものだった・・・。
自信をなくしショックを受ける裕一。
一方、早慶戦までいよいよ3日となり、「紺碧の空」の作曲をお願いしている早稲田の応援団員たちが、裕一の家に押しかけてくる。
朝ドラ「エール」の動画配信は?

朝ドラ「エール」の動画配信や、見逃し配信はNHKオンデマンドでされます。
民放ですと、TVerなんですけど、NHKはNHKオンデマンドでされます。
しかし、NHKオンデマンドでは、見逃し配信を観るのも月額制となり、サービス精神はないです。
有料登録が原則なようなので、ご覧になりたい場合は、有料登録が必須です。
しかも、見逃し配信の見放題パックで月額料金を払っても、特選ライブラリーの番組は観れません。
しかし、この朝ドラだけは、極々一部だけNHKオンデマンドでも無料登録で無料で見る事ができます!
本当に一部だけなので、どうしても朝ドラを無料で見たい場合は、NHKオンデマンドでは不可能です!
また、NHKオンデマンドで配信されているドラマはU-NEXTでも観れるので、正直U-NEXTの方が断然オススメです!
U-NEXTも月額制ではありますが、見放題なので安心して観れます♪
それでは、朝ドラ「エール」の放送を楽しみにしましょう!
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